犬は人間と比べて“100万倍以上”の嗅覚をもっていることをご存じですか?
犬の嗅覚は、情報収集やコミュニケーションをとる重要なセンサーです。
なので、人間が気にならないニオイも不快に思うことがあります。
愛犬が快適に過ごせるように、犬の嫌いなニオイを知っておくことは大切です。
この記事では、犬の嫌いなニオイと対策について紹介します。
お酢
お酢は、人間でもツンと感じる刺激臭がありますよね。
直接嗅げば、人間でも感じられるニオイなので、嗅覚が鋭い犬にとっては強烈なニオイということになります。
しかし、お酢は逆手にとると“しつけ”に利用することができ、問題行動の抑止につながります。
例えば、トイレや噛み癖をしつけたい時に、お酢は最適です。
空のスプレーボトルに5〜10倍程度に薄めたお酢を、間違っておしっこをしてしまう場所やいつも噛んでしまう家具に吹きかけます。
すると、苦手なニオイがついているので、近寄らなくなります。
柑橘類
レモンやみかん、オレンジなどの酸味がある柑橘類のニオイも犬は苦手です。
人間の場合、柑橘系のニオイを良い香りだと感じ、芳香剤や香水など好んで選んでくる方もいますよね。
しかし犬は柑橘類に含まれる「柑橘精油」が、刺激や不快感を与え苦手としています。
なので、室内で飼育している場合は、柑橘類の芳香剤はさけた方がよいでしょう。
アルコール
犬はアルコールが苦手で、一口ペロっと舐めるだけで酔ってしまうこともあります。
理由は、犬はアルコールを分解する機能が弱いので、お酒を飲むとアルコール中毒になってしまい最悪命を落とす危険性もあるからです。
なので、酔っぱらって帰ってきた飼い主さんのニオイやアルコール消毒の手なども注意が必要です。
酔っぱらった状態で愛犬にベタベタすると嫌がられ噛まれることもあるので、強いお酒を飲んだ時は、愛犬を抱っこしたりしつこく構わない方がよいでしょう。
マニキュアや香水
マニキュアや香水などの化学物質のニオイも、犬は嫌いです。
化学物質のニオイは自然界では存在しないものなので、犬にとっては警戒対象と認識する場合があります。
特にマニキュアは、素早く乾かすように配合された「揮発性溶剤」が鼻をつくような刺激臭がします。
なので、使用する際は愛犬が吸い込まないように、窓をあけたり換気扇をまわすなりして、空気を入れ替えるとよいでしょう。
タバコ
タバコのニオイが苦手な人間も多くいますよね。
犬にとっても嫌いなニオイです。
タバコの煙は、喉や鼻を刺激する以外にも「アレルギー性鼻炎」になってしまう場合もあります。
愛犬の体にも悪影響を及ぼすので、嗅がせないように心がけましょう。
愛煙家は、空気清浄機を使用することをおすすめします。
まとめ
犬は、人間よりも嗅覚が発達しているので、飼い主さんが気づかない内にニオイからストレスを受けていることがあります。
大嫌いなニオイを知って、愛犬が快適に過ごせるように環境を作ってあげましょう。
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