愛犬の肉球、お手入れされていますか?
肉球は犬の全体重をささえ、地面と直接接触しているので、刺激をうけやすい部位です。
犬は裸足で行動しているので、肉球はそれだけトラブルになりやすい環境の下にあります。
今回は、裸足で行動している犬の肉球についてよく見られるトラブルやお手入れ方法を紹介します。
肉球は怪我やトラブルを起こしやすく、治りにくい
一見分厚く丈夫そうにできている犬の肉球ですが、地面に直接接触しているので怪我やトラブルを起こしやすいです。
肉球の弱点は、皮膚の再生機能が弱いこと。
怪我をすると治りにくいので注意が必要です。
肉球の構造は、脂肪と繊維組織で張りつめた状態なので、尖ったものなどが刺さると傷口が大きく開いてしまうこともあります。
怪我をすると、肉の盛り上がりにも時間もかかりますし、犬の全体重がかかる部分なので、ふさがりかけた傷も開いてしまうことがあります。
やけどやケガに注意!
真夏のアスファルトや砂浜などでの散歩は、火傷に注意が必要です。
肉球の火傷は、ゆっくりと進行していきます。内部にこもった熱は、時間をかけて細胞組織を壊死させていく恐れがあるからです。
特に黒や茶色の肉球の犬は、目視しにくいので気を付けましょう。
また、散歩時に肉球の間に小石や小枝など異物がつまり怪我をしてしまうこともあります。
怪我自体は大したことないが、違和感を感じ肉球を舐めて炎症を起こしてしまうこともあるので注意しましょう。
散歩の場所に気をつける!
真夏の熱いアスファルトでのお散歩は、肉球の火傷の原因になります。
夏場日射があたる地面は、熱を吸収して温度が上昇します。
環境省の調査によると、熱を吸収しやすい黒いアスファルトの表面温度は60°を超えることもあります。
参考:まちなかの熱さ対策ガイドライン(案)環境省
アスファルトは熱を貯め込みやすいので、夏場は散歩前に飼い主さんが必ず手の甲で地面を5秒タッチして確認するとよいです。
また、草の実にも注意が必要です。
草むらで散歩をし、草の実が肉球にくっつき小さな怪我をすることもあります。
散歩後のお手入れは簡単でOK!
お散歩後のお手入れは、簡単で大丈夫です。
基本的に足を拭きながら、異常がないかチェック程度でよいでしょう。
逆に洗いすぎは、必要なうるおいまで取り除いてしまい、皮膚病を引き起こす原因にもなります。もし、肉球がカサついている場合は肉球専用クリームを塗ってあげるとよいです。
また、肉球の間の毛が伸びている場合は、バリカンなどを使ってカットしてあげましょう。
毛がのびていると、そこに汚れがたまりやすくなり皮膚病のトラブルの原因になったり、毛ですべりやすくなり捻挫を引きおこすこともあります。
犬が足先を頻繁になめていないかなどをチェックする。
犬は、お手入れ(グルーミング)のために肉球をなめることがあります。
しかし、しつこく頻繁になめたり、噛んでいる時は注意が必要です。
犬がしきりに舐めている原因は、大きく2つの可能性があります。
ストレスを感じている
肉球にトラブルを抱えている
場合です。
犬はストレスを感じると、紛らそうと肉球を舐めることがあります。
犬のストレスには、長時間の留守番や散歩にいけない日々が続くこと、構ってもらえないなどが原因があります。
この場合、ストレスの原因を探ってうまく対処してあげると良いです。
肉球にトラブルを抱えている場合は、肉球に傷や炎症があることがあげられます。舐めることで、さらに悪化するケースもあるので、あまりにもヒドイ場合は動物病院で診察をしてもらいましょう。
肉球のトラブル予防に最適な犬靴の活用も
犬用の靴を履かせて肉球を保護すると効果的です。
靴をはかせるメリットは、
- 夏の散歩時の火傷予防
- 冬の散歩の炎症予防
- 老化の寝たきりの予防
- 災害時の怪我予防
- 足舐め防止
などがあります。
犬用のシューズは、レインシューズと兼用できるものや様々です。
はじめて、靴を履くときは違和感があるかと思いますが、だんだんと慣れてきますよ。
ワンクシアでも犬靴の品数は多く取り揃えています。
しかもお客さまからも好評で、自分で言うのもなんなですがデザインには自信があります。
これから暑くなってくる季節なので、カワイイお洋服と一緒にご準備されてはいかがでしょうか。
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