ペットは、大切な家族の一員。
犬を飼おうと決めたからには、それなりに覚悟と準備が必要です。
「あなたは、犬を15年間幸せにする自信がありますか?」
この記事では、犬を迎える前に確認しておきたい心構えについて書かれています。
これから犬を飼おうと考えている方は、是非ご覧下さい。
犬を飼うということは命を預かること
犬を家族に迎えることは、素晴らしいことです。
しかし、犬と暮らすことは、大切な命を預かることになります。
なぜならば、犬は飼い主が面倒をみないと生きていけないからです。
なので、ただ「かわいい」という理由で飼うのはやめましょう。
飼うと決めたら最後まで責任を持つ覚悟が必要です。
自宅が犬を飼える状態かどうか
犬と安心して暮らすには、犬を飼える住宅に住んでいる事が絶対の条件です。
特に、アパートやマンションは、ペットの飼育が可能な物件なのか、確認が必要になります。
飼育可能でも、管理組合に犬種の提出が必要だったり、大型犬は不可など制限されている場合もあります。
さらに、犬の大きさに応じた飼育スペースの確保も大切です。
いざ飼おうと決めて、ケージやトイレなどのグッズを収納する場所やスペースがなかったら、困ってしまいます。
なので、迎える前に自宅で犬を飼える状態か確認をしましょう。
ペットの寿命まで飼育する覚悟があること
犬の平均寿命をご存じですか?
犬の平均寿命は「14.85歳」と言われています。
なかには、20年近く長生きをする子もいるでしょう。
犬を飼うには長い期間、共に生活することになります。
● これほどの期間、ずっと可愛がることができますか?
● 途中で飼育を放棄しませんか?
● 危険が迫ったとき、犬を守れますか?
● 病気や介護が必要になったとき、最後まで愛情を持って面倒をみることができますか?
犬を飼うことは、一生を預かることになるので覚悟を持ちましょう。
世話する時間があること
先程も紹介しましたが、犬は飼い主なしに生きていくことはできません。
飼うには、世話をする時間があることを知っておきましょう。
犬と共に暮らすと、食餌の準備、ゲージやトイレ掃除、お散歩が日課になります。
それ以外にも、しつけやスキンシップ、ブラッシングなどのお手入れ、汚れてしまった時はシャンプーも必要です。
仕事が忙しくて疲れていたり、体調を壊していたりしても、このような世話の時間をとる必要があります。
また、趣味があった場合、犬を連れていくとしたら制限されることもあるでしょう。
このように、犬の世話をするための時間をしっかりと確保できるのか、ライフスタイルと照らし合わせて考えてみるとよいです。
ペットの病気の世話や介護をする覚悟があること
ペットも病気や介護が必要になることもあります。
昨今ペットが長生きし、それに従って介護や認知症になるケースもあります。
介護で寝たきりになると、床ずれ防止のために定期的に体位をかえてあげたり、食餌を食べさせてあげたり、トイレも補助する必要があります。
また、大型犬の介護は、体が大きい分飼い主の体力も必要です。
犬も病気の世話や介護をする可能性があることも、知っておきましょう。
自分よりも先に亡くなること
最も辛いことが、愛犬との別れです。
先程もご紹介しましたが、犬の平均寿命は約15年。
飼い主さんが、愛犬の最後を看取ることになります。
愛犬の死は、とっても辛いものです。
自分よりも愛犬が先に、亡くなってしまうことを知っておきましょう。
そして「亡くなってしまって悲しいけど、出会えて良かった」と思えるように毎日を過ごしましょう。
経済的負担を考えること
犬を飼うには、それなりにお金がかかります。
ペット保険シェアNO1のアニコム損保保険株式会社の調べでは、犬の飼育にかかる年間費用は、約35万円となっています。生涯500〜600万円ほどです。
もちろん、この金額は飼い主さんによって変動はしますが、このくらいのコストを考えて飼えるのか決める必要があります。
また、ワンちゃんを迎える際にかかる初期費用では、
● 畜犬登録費用
● 狂犬病予防注射
● 混合ワクチン
● 健康診断
● 生活用品
など、およそ6〜8万円かかります。
その他に、急な事故や病気で手術・入院が必要になった場合は、状態にもよりますが10万円以上の出費になることも珍しくないので、万が一に備えてお金を準備しておく必要もあることも知っておきましょう。
必要なしつけができること
犬と一緒に暮らすには、しつけをする必要があります。
しつけをすることで、飼い主さんと愛犬が快適に暮らすことができ、また周囲への迷惑をかけることがなくなります。
例えば、トイレのしつけやハウス、マテやおいでなど、一緒に暮らすのに必要なしつけがあります。
始めは、なかなかしつけが進まず大変なこともあるかと思いますが、根気よく継続することが大切です。
飼えなくなった場合の受け皿も考えておくこと
万が一、犬が飼えなくなった場合どうしたら良いのかも、事前に考える必要があります。
例えば、
● 仕事の都合で転居することになり、転居先ではペットが飼えない
● 飼い主さんのケガや病気
● 飼い主さんの不慮の事故
● 災害などが原因でやむを得ず世話ができない
など、さまざまな事情で、この先飼えなくなってしまったケースがあるかもしれません。
このような何かあったときに備えて、親戚や友人に頼んでおくなど、万が一の預け先を確保しておくとよいでしょう。
犬を飼って良いこともたくさんあるが、大変なこともたくさんあることを覚えておきましょう
いかがでしたか?
犬を飼うには、このような事を家族全員で話し合ってから、迎える必要があります。
犬を飼うと良いことがたくさんありますが、大変なこともしっかり理解してから迎えましょうね。
この記事へのコメントはありません。