カーミング・シグナルとはしぐさで相手に伝える行動で、動物のボディランゲージのことです。
言葉を発しない犬に備わっている非音声言語と言われています。
不必要な争いを避けるために、相手に自分の感情などを伝えます。
カーミングとは英語でCalming(落ち着かせる)という意味です。
ストレスや不安を感じたときや、自分を落ち着かせようとするときなどに愛犬はカーミング・シグナルを出します。
カーミング・シグナルは全部で約30種類にも及ぶと言われています。
この記事では代表的なカーミングシグナルについて紹介します。
眠たくないのにあくびをする
犬は自分が心地悪い時にあくびをします。
これは眠いからではなく、自分がストレスを感じていることを相手に伝えるためなのです。
鼻を舐める
犬が鼻を舐める時もストレスを感じた時によく見られます。
下を少しだけペロッと出して舐める場合もあれば、何度も大きく鼻を舐める場合もあります。
体を震わせる
犬が体を震わせるのは不安を感じている時によく見られるカーミングシグナルです。
震える姿を見ると、とても心配になりますが、安心できる環境を作ってあげましょう。
お腹を見せる
犬は相手に敵意がないことを伝えようとする時に、お腹を見せることがあります。
これは犬同士でよく見られるカーミングシグナルで、その場を和ませる効果があります。
しっぽを追いかける
犬は不安を感じてと尻尾を追いかけることがあります。
犬のストレスがたまった時に見られるカーミングシグナルです。
ストレス発散しようとしているのかもしれません。
顔、目をそらす
恐怖を感じている相手に対して見せるカーミング・シグナルです。
そーっと行動しながら様子を見てきます。
カーミング・シグナルがうまく出せない子もいる?
このように愛犬の様々なストレス状態がわかるカーミングシグナルですが、ワンちゃんによってはうまく表現できない子もいます。
カーミング・シグナルには、生まれつきのものもあれば、社会化期に他のワンちゃんと関わることで身につけていくものもあります。
カーミング・シグナルをうまく出せるようになるために、愛犬には社会化期に他のワンちゃんと関わらせ、経験を積ませることが重要です。
ドッグランなどが経験を積ませる意味でも最適です。
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