ワンちゃんは、飼い主さんに「構ってほしい」という気持ちを伝えるために、さまざまな仕草をすることをご存じですか?
人間のように言葉が話せない犬は、眼差しや行動で甘えたい気持ちを私たちに伝えています。
この記事では、ワンちゃんが飼い主さんい構ってほしいときに見せる行動と対応について紹介します。
前足を膝の上に乗せてくる
前足を膝の上に乗せ、飼い主さんの顔をじーっと見つめてくる仕草は「ねぇねぇ遊んでよ~」や「もっとちょうだい」など、意識を自分に向けたいときに見せる甘え方です。
子犬の時に、母乳をねだるときにしていた行動の名残だとも言われています。
ティッシュボックスを壊す
ティッシュボックスを壊してしまうワンちゃんも中にはいます。
理由は、飼い主さんとのコミュニケーションが減り「もっと構ってよ!」「寂しい!気づいて!」というアピールでティッシュボックスを壊すなどの問題行動をとってしまいます。
クンクン鳴く
いつもは「ワンワン」と鳴いているのに「クンクン」と鳴いていることはありませんか?
こんな鳴き方をしている時は「もっと僕に注目して~」という気持ちの現れです。
生まれたばかりの子犬は「クンクン」と鳴いて母犬を呼んだり、母乳をもらっていました。
ワンちゃんは、こうした名残で飼い主さんに構って欲しいときに「クンクン」と鳴きます。
鼻で腕や手をツンツンされる
ワンちゃんがよくする仕草のひとつで、鼻でツンツンしてくることもありますよね。
これは飼い主さんに「遊ぼうよ~」や「もっとおやつちょうだい」など、おねだりをする時に見られる行動です。
あごを乗せてくる
テレビを見ている時やパソコンで仕事をしている時など、膝や腕の上にあごをのせてくることはありませんか?
そんな時「かわいいな〜」と思わずほっこりしますよね。
ワンちゃんがあごを乗せるときは、飼い主さんを信頼し安心している時です。
こんな時は、頭から背中にかけてゆっくりと撫でてあげるとワンちゃんは喜びます。
洋服を噛んで引っ張る
洋服を噛んで引っ張る行動は「もっと構ってほしい」や「一緒に遊んでほしいよ」という気持ちの現れです。
子犬は、母犬や兄弟とじゃれ合うときに甘嚙みをして遊びます。
服をかんだりする甘噛みも愛情表現からの行動です。
しかし、そのままにしておくと噛み癖がついてしまうので、洋服や人を噛んだときは「ダメ」や「ノー」とはっきりと言い、噛んでも良いおもちゃを与えるなどしましょう。
愛犬が構って欲しそうな仕草を見せてきたときは
犬は、元々オオカミのように群れで行動する遺伝子が組み込まれており、ひとりでいる時間は寂しく感じてしまう動物です。
なので、飼い主さんが信頼できる相手と理解したらワンちゃんは「構ってほしいよ~」「遊んで~」といった気持ちになってしまいます。
ワンちゃんが構って欲しい仕草を見せたときは、スキンシップの時間をとり優しく声をかけ、愛情を伝えてあげましょう。
スキンシップ以外に、お散歩もワンちゃんにとってかけがえのない時間になります。
メリハリをつけて甘えさせる
愛犬が甘えてきてくれるのは、飼い主さんにとって嬉しい事ですよね?
しかし甘やかせすぎは禁物です。
なぜなら、飼い主さんへの依存心が強すぎると生活に支障をきたす事があるからです。
たとえば、飼い主さんの姿が見えない時に泣き叫んだり、落ち着きがないなどの問題行動があげられます。
そんなことにならないように、メリハリをつけて甘えさせる事が大切です。
構ってあげられない時は「今はダメ」ときっぱりと伝え、足元で待たせたりサークルで休めたりし、構ってあげられる時間はとことん付き合ってあげると良いでしょう。
愛犬との時間を見直してみる
人間には人間の生活があります。
仕事に行ったり家事をしたり、どうしてもワンちゃんの気持ちに応えられない場合もありますよね。
もし愛犬との時間が足りてないと思う場合は、外出前に短くてもよいのでお散歩に連れて行ったり、日中家にいない人であれば、夜のちょっとした時間30分でもスキンシップをとることで愛犬とのコミュニケーションになります。
まとめ
ワンちゃんが構って欲しいときの仕草について紹介しました。
ひとつひとつの意味がわかるとより愛犬との生活が楽しめますよね。
ただ、過度な甘やかしには注意が必要です。メリハリをつけ今以上に愛犬との絆を深めて下さいね。
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