「子犬の頃は甘噛みを許していたけど、成長するにつれ噛む力が強くなってしまい痛くて困っています…」と、お話される飼い主様は珍しくありません。
ワンちゃんにとって甘噛みは、コミュニケーションの一環です。
しかし、例え甘噛みであっても人に対して噛むという行為は望ましいとはいえないでしょう。
この記事では「甘噛みと本気噛みの違い」や「甘噛みの対処法」についてご紹介させて頂きます。
ワンちゃんの甘噛みに悩んでいる飼い主様の参考になれば幸いです。
甘噛みと本気噛みの違い
甘噛みと本気噛みの違いは噛む強さではなく、ワンちゃんがどのような理由で噛んでいるかで判断することができます。
本気噛みは自分自身やオヤツ・おもちゃなど自分の物を守るために噛む行為です。
例えば、動物病院で先生が触ろうとした時や、遊んでいたオモチャを取られそうになった時に噛みつく行為は本気噛みといえるでしょう。
また、甘噛みはワンちゃん同士が遊びの一環として噛む行為です。
飼い主様に対して構って欲しい時やワンちゃん同士が取っ組み合いをして遊んでいる時に噛む場合は甘噛みといえるでしょう。
子犬の頃の社会化が出来ていないワンちゃんだと、甘噛みの力加減が分からずに、遊んでいるつもりでも相手から血が出るほど噛んでしまう場合があるので注意が必要です。
愛犬が甘噛みをしてくる理由
本来、ワンちゃんは噛みたいという欲求が強く、特に子犬の頃はワンちゃん同士で首元を噛みながら取っ組みあいをして遊ぶことが多いです。
また、お母さん犬に振り向いて欲しい時にも甘噛みをすることで注意を引くことがあります。
そのため、飼い主様に対しても構ってほしい時や遊んでいる時にもつい甘噛みをしてしまうと考えられています。
愛犬が甘噛みをしてきた時の対処法
それでは、実際にワンちゃんが甘噛みをしてきた時の対処法を4パターンご紹介致します。
ワンちゃんが甘噛みする理由やワンちゃんの性格によって、適切な対処法は異なりますので、お家のワンちゃんに合った方法で対応下さいね。
甘噛みをしようとしたら手を引っ込める
遊んでいる時にワンちゃんが甘噛みをする動作を見せたら、サッと手を引っ込めて遊ぶのをやめましょう。
これを何度も繰り返すことで、ワンちゃんが「甘噛みをすると遊べなくなる」と理解して、甘噛みをしなくなります。
甘噛みのしつけ方を実践で解説している動画をチェック!
動画投稿サイトへ投稿されている甘噛みのしつけ方動画をチェックするのも参考になります。
最近はプロのドッグトレーナーさんが解説付きで分かりやすく動画投稿サイトへアップしたものを無料で見ることも出来るので、文章やイラストでは細かなところが分かりづらいという飼い主様にオススメです。
噛んでいいおもちゃを与える
犬の本能である噛みたいという欲求が強いワンちゃんには、噛んでも良いおもちゃを与えてあげましょう。
ペットショップやホームセンターには飼い主様と一緒に遊びながら噛む欲求が発散できるロープタイプのおもちゃや、美味しそうな香りや味がついているおもちゃ、噛みながらデンタルケアも出来るおもちゃなど、多種多様なおもちゃが並んでいます。
お家のワンちゃんにピッタリのおもちゃを選んであげて下さいね。
エネルギーを発散させる
特にボーダーコリーやコーギー、ジャックラッセルテリアなど運動が大好きなワンちゃんは、歩くだけのお散歩では運動量が足らず、エネルギーがあり余り甘噛みをしてしまう可能性があります。
その場合は、エネルギーを発散させるために、広場でボール遊びやかけっこをする、ドッグランへ連れて行くなどワンちゃんがお家に帰ると疲れて寝てしまう程の運動を心がけてあげると良いでしょう。
愛犬に甘噛みをさせない環境づくりを
いかがでしたか?飼い主様にとっては少し困ってしまう甘噛みも、ワンちゃんにとっては意味のある行為です。
しかし、甘噛みを放っておくと、飼い主様だけではなく、他の人やワンちゃんを傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。
お家のワンちゃんがなぜ甘噛みをしてしまうのか、ワンちゃんの気持ちに寄り添いながら甘噛みをさせない環境づくりを心がけましょう。
獅子丸も以前噛み癖があり、旅行の時に知り合いのトレーナーに預けてトレーニングをしてもらいました。
その時の動画をトレーナーの人に撮ってもらっだので、参考になるかと思います。
この記事へのコメントはありません。