チワワとトイプードルをかけ合わせたチワプー。
チワプーは、チワワのクリっとした瞳とトイプードルのフワフワな毛が、まるでぬいぐるみのように可愛いですよね?
この記事では、チワプーを飼う前に知っておきたい、性格やしつけの注意点などをまとめました。
これから「チワプーを飼いたい!」「チワプーのことをもっと知りたい!」
そんな方は、ご覧下さい。
チワプーはどんな歴史をもつ犬?
チワプーの親であるチワワは、北アメリカで最も古い犬種『テチチ』の直系の子孫であると言われています。
プードルは、16世紀ごろフランスの貴族の間で人気があったと言われており、歴史の古い犬種です。
しかし、歴史ある両親から生まれたチワプーは、近年欧米から始まったミックス犬ブームで生まれた新しい種類の犬です。
チワプーを飼う時の準備と心構え
チワプーを飼う時の準備は、
● ゲージ
● トイレ
● 食器
● 給水機
● ドッグフード
● おもちゃ
● ケア用品
● 首輪/リード
● 保温用グッズ
などが必要です。
チワプーを飼う前に知っておきたい心構えとしては二つあります。
一つ目は、チワプーは血統書が付かないことです。
血統書は犬の戸籍のような物で、両親の血統図や繁殖者、一緒に生まれた兄弟犬の頭数などが書かれています。なので、血統書があれば、愛犬のことをもっと詳しく知ることができます。
二つ目は、チワプーは親であるチワワとトイプードル、どちらに容姿や性格などが出るのかのか分からない事です。なので、子犬の頃に予想した容姿と大人になるにつれ期待していた容姿が異なる可能性もあります。
ただ「成長の変化を楽しみたい!」「他の子と違うオンリーワンの犬を飼いたい!」そんな方にはおすすめです。
チワプー のサイズ
体高:20~30㎝前後
体重:3㎏前後
チワプーは、チワワをひと回り大きくしたサイズが一般的です。
毛の長さや色のバリエーション
毛の長さや毛質は、チワワの直毛かトイプードルの巻き毛になるのかは、どちらの特徴が強く受けるかによって変わります。
なので、直毛、ウェーブ、巻き毛の3パターンのどれかかになります。
毛色は豊富で、
● ブラック
● ホワイト
● アプリコット
● タン
● フォーン
● チョコレート
● グレー
● ブラウン
● プリンドル
など様々です。中には、成犬になり毛色が変わる子もいます。
チワプー の性格
チワワの性格
● 勇敢
● 好奇心旺盛
● 警戒心が強く臆病
● 甘えん坊
トイプードルの性格
● 明るくて活発
● 温厚で友好的
● 甘えん坊
個体によってチワワとトイプードルのどちらの特徴を強く受け継ぐかで、性格は異なりますが、チワプーは明るくて人懐っこい子が多い傾向です。
チワプー で注意が必要な病気や疾病
膝蓋骨脱臼(パテラ):生まれつき骨の溝が浅く、膝のお皿が内側や外側に外れやすくなる病気です。膝蓋骨脱臼になると、膝に痛みがでたり歩きづらくなる症状がみられます。
水頭症:脳の脳室に異常に液体が溜まることで、脳が圧迫され様々な症状がでる病気です。水頭症になると、元気がない、痙攣、発作、意識障害や眼振、運動障害などがみられます。早期発見、早期治療が大切です。
気管虚脱:気管が本来の強度を失い、押しつぶされたような形に変形してしまい、呼吸障害を起こす病気です。症状としては、激しい運動や興奮すると咳をしたり、「ガーガー」と喉が鳴ります。重度の場合は、呼吸困難やチアノーゼなどの症状を起こすこともあります。
チワプー は怪我をしやすい?
チワプーは先程もお話ししましたが、膝蓋骨脱臼を起こしやすいです。
なので、床が滑らないようにマットやカーペットを敷くなどし怪我しないように、環境を整えてあげましょう。
チワプー の平均的な寿命
平均寿命は、15歳前後です。
小型犬の平均的な寿命と言えます。
チワプー を室内飼いするときの注意点
室内飼いをするときの注意点としては、二つあります。
一つ目は、誤飲しそうな物や噛まれて困るものは、片づけましょう。
二つ目は、室温の調節です。夏場はクーラーで温度調節をしましょう。
チワプーは寒さに弱い犬種とも言われているので、冬場は保温用のグッズを使用すると良いでしょう。
運動について
運動量は、それほど必要ではありません。
1日1回、20分程度散歩するくらいでよいでしょう。
膝蓋骨脱臼をおこしやすい犬種なので、激しい運動はさけるとよいです。
しつけについて
チワプーのしつけのコツは、褒めることです。
なぜなら、賢く人懐っこい性格なので、できなかったことを叱るのではなく、できたことを褒めて伸ばす方法が合っているからです。
また、チワワの臆病で警戒心の強さを受け継いでいる子なら、無駄吠えや噛み癖を防ぐためにも、子犬のころから様々な場所や人に慣れさせるとよいでしょう。
お手入れについて
チワプーの親である、チワワはダブルコートで抜け毛が多いですが、トイプードルはシングルコートで抜け毛が多くありません。
ただ、チワプーは毛質がどちらかと言うと、トイプードルになる傾向があるので、抜け毛が少なめな子が多いです。
しかし、トイプードルの毛はカールしているので毛玉にならないよう、こまめにブラッシングをしましょう。そして、定期的にトリミングサロンなどでカットをしてもらうと良いです。
個体差が大きく、同じ犬種でも唯一無二の容姿が可愛い
今回は、チワプーの性格やしつけなどの注意点について紹介しました。
チワプーは個体差が大きく、オンリーワンの犬だということが分かりましたよね。
飼う前にしっかりとチワプーの事を知り、家族で検討してから迎えましょう。
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