「わんちゃんのしつけは、なにをしたらいいの?」
こんな悩みはありませんか。
この記事では、しつけの基本的な考えとやり方について紹介します。
しつけの重要性を知り、愛犬との毎日を楽しく過ごしましょう。
愛犬のしつけは飼い主との心地よい生活を実現させるため
しつけは、人と犬が幸せに過ごすために重要なことです。
なぜならしつけをすることで、飼い主さんと快適に暮らすことができたり、周囲の人に迷惑をかけたりすることを防げるからです。
なので、生活上のルールを教えるしつけは、大切だと言えます。
子犬を迎える前からしつけは始まっている!?
迎えたばかりの子犬にとって、飼い主さんと生活する環境は初めて見るものばかり。
なので、危険な物に近づき事故が起きてしまうこともあります。
子犬も人間の幼児と同じ様に、自分で身を守ることが難しいのです。
そのため、迎える前に下記の内容を準備をしましょう。
● 電気コードにカバーを付ける
● 誤飲やいたずらされると困るものは、子犬の届く場所に置かない
● 階段やキッチンなど危険な場所にゲートを配置する
などです。困ってしまう行動をされないように、部屋を整えておきましょう。
しつけをする上で覚えておきたいポイント
愛犬をしるける上で覚えておきたいポイントは、人と犬の関係は上下関係ではなく親子関係を築くことです。
上下関係を意識したしつけは問題行動が悪化したり、飼い主さんとの関係性が崩れることが研究でもあきらかになっています。
例えば、上下関係を意識したしつけは以下の内容です。
1. 抵抗しなくなるまでマズル(犬の鼻)をつかみ続ける
2. 首根っこを掴む
3. 仰向けにして服従させる
などです。
愛犬のしつけは、「良い行動をしたら褒める」をくり返して覚えさせましょう。
そして、ワンちゃんが安心して信頼できる飼い主を目指すと良いです。
子犬の時に最も重要な社会化教育
子犬の頃からの社会化教育は、問題行動の予防や、人との絆を深めるのにとても重要です。
特に、生後3週齢から12週齢は社会化期と呼ばれていて、成長後の愛着を形成しやすく、さまざまな刺激や場所に慣れやすい時期と言われています。
なので、下記の内容に慣れさせると良いです。
他人に慣れさせる
まずはこれから、かかわりをもつ可能性がある人と触れ合い、慣れさせましょう。
例えば、仲の良い友人や親戚、トリマー、獣医師、ペットホテルの店員など
色んな場所に慣れさせる
今後、行く可能性がある場所にも慣れさせておくと良いです。
例えば、お散歩コース、ドッグラン、ドッグカフェなど
乗り物に慣れさせる
見たり乗ったりする可能性がある乗り物にも、慣れさせましょう。
例えば、車、バス、電車など
病院やトリミングなどに慣れさせる
これから利用する病院やトリミング、ペットホテルなどのサービスを受けて慣れさせるとよいです。
子犬の時に留守番ばかりさせたり、散歩の回数や時間が短いなど、隔離した生活をしていると社会化教育不足となってしまいます。
社会化教育不足のワンちゃんが成犬になると、すぐに怖がってしまったりストレスがたまりやすくなってしまう事もあるので、子犬の時に色々と体験させておくとよいです。
飼い主との生活で必要なしつけ
次に、飼い主さんとの生活で必要なしつけを紹介します。
それでは、見ていきましょう。
アイコンタクト
愛犬が飼い主さんを見て意識を向けていることを「アイコンタクト」といいます。
アイコンタクトは、しつけの基礎です。
アイコンタクトができると、愛犬の意識を飼い主さんに集中させることができるので、様々なしつけが効果的に進みます。
また、愛犬とのコミュニケーションがとりやすくなり、絆も深まるので取り入れましょう。
「おいで」と呼んで近くに来てもらう
「おいで」は「呼び戻し」とも言われるしつけで、飼い主さんが遠くにいる愛犬を呼んで近くに来てもらうものです。
「おいで」をしつけると、ごはんの時や散歩の時、ドックランで遊び帰る時など日常生活に役立ちます。
また、災害時に愛犬を安全に守るときにも役立つのでしつけてあげると良いです。
トイレのしつけ
ワンちゃんを室内飼いする場合は、トイレの場所を覚えさせることも大切です。
トイレのしつけをすることで、決められた場所で排泄することができます。
トイレトレーニングは、仔犬のうちから始め、なるべくサークルを使うとよいです。
理由は、愛犬が病気やケガをしたり、介護が必要なった場合など、サークル内でトイレができる習慣がついていると安心だからです。
ハウスのしつけ
ハウスは、愛犬にとって寝たり安心できる場所です。
なので、ハウスのしつけは子犬を迎えた日からはじめるとよいです。
「ハウスをするといい事がある」と、教えるとしつけがスムーズです。
注意点としては、ハウスをお仕置き部屋にするのはやめましょう。
叱ったあとにお仕置き部屋として使ってしまうと、ハウスが嫌いになってしまうからです。
甘噛みをやめさせる
子犬のしつけで多い悩みは、甘噛みです。
遊んでいると、じゃれながら手を噛んできて可愛いと思うかも知れませんが、これはすぐにやめさせましょう。
理由は甘噛みを許し、そのまま成犬になってしまうと噛む力も強くなり問題行動に繋がるからです。
噛んでよいのは、おもちゃだけとしっかりと教えてあげましょう。
散歩の練習
お散歩は、ワンちゃんを飼い始めたら毎日の日課となります。
なので、散歩中に「リードを引っ張る」「人や他の犬に吠える」などの問題行動を起こさないように、練習するとよいです。
その他しつけておいた方がいいこと
その他に、しつけておいた方が良い事は、犬服と犬靴に慣れさせておくことです。
理由をそれぞれ紹介しますので、見ていきましょう。
犬服に慣れさせる
今まで犬服を着たことがないワンちゃんの多くは、急に着させると嫌がる子も少なくないと思います。
ただ、子犬のうちから服に慣れさせておくメリットがあります。
例えば、
● 抜け毛がちらばりにくい
● 散歩中など被毛が汚れるのを防げる
● 術後や病気などで傷口や皮膚を防ぐことができる
● 防寒対策にもなる
などです。
犬服にはオシャレ以外にもメリットがあるので、子犬の頃から少しづつ慣れさせておくと、服に対する抵抗を感じなくなります。
犬靴に慣れさせる
犬靴も同じで、メリットがあります。
● 災害時に足を保護
● シニア犬の散歩を補助
● 肉球の保護
● 雨の日のお散歩のレインブーツ
として役立ちます。
犬靴を買って、いきなり履かせるのは難しいです。
なのでいざ使う時がくる前に、子犬のころから少しずつ慣れわせておくと良いでしょう。
焦らずコツコツと続けることが大切
愛犬との生活を快適に過ごすには、しつけは欠かせません。
はじめは、なかなかうまくいかない事が多いですが、焦らずコツコツと続ける事が大切です。
しつけをして、愛犬との絆を深めましょうね。
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