お家のワンちゃんは、遠吠えをすることはありますか?
また、どんな時に遠吠えをしていますか?
実は、ワンちゃんの遠吠えには様々な理由が隠されています。
この記事では、ワンちゃんが遠吠えをする意味やしやすい犬種、その対処法についてまとめました。
この記事がワンちゃんの遠吠えをする意味について知りたい飼い主様やワンちゃんの遠吠えに困っている飼い主様の参考になれば幸いです。
犬同士のコミュニケーション
ワンちゃんの先祖と言われているオオカミは、遠吠えをすることで自らの縄張りを知らせる、仲間のオオカミへ帰り道を教えるなどオオカミ同士でコミュニケーションをとっていました。
ワンちゃんもその名残からワンちゃん同士のコミュニケーションとして遠吠えを活用することがあります。
また、お留守番中に遠吠えをしている姿が見られたら、普段お世話をしてくれている飼い主様を群れの仲間と認識し、お家への帰り道を教えてくれているのかもしれません。
救急車のサイレンなどの音に反応する
ワンちゃんは、救急車のサイレンなど遠吠えと似た音に反応し「ボクも参加するよ!」と音にあわせて遠吠えすることがあります。
救急車のサイレンの他にも、テレビから聞こえる音や楽器、人が歌う声などワンちゃんによって反応する音が異なります。
お家のワンちゃんがどんな音に反応して遠吠えをするのか、試してみるのも良いかもしれません。
寂しい・不安だから
ワンちゃんは野生の中で生活をしていた頃、仲間がはぐれてしまった時や自分がはぐれてしまった時に遠吠えをすることで仲間に「ここにいるよ」と合図を送り、自分のいる場所を知らせていました。
そのため、お家のワンちゃんもお留守番中などひとりぼっちになり寂しさや不安を感じた際に、遠吠えをすることで仲間である飼い主様に自分の居場所を知らせようとしているのかもしれません。
その場合は、お留守番の前にたっぷりと散歩をしてあげる・お留守番中に遊べる知育玩具を置いてあげるなど、お留守番中のワンちゃんが退屈しないように工夫をしてあげましょう。
ストレスを感じている
お散歩が足りていない・飼い主様と触れ合う時間が短いなど、ワンちゃんがストレスを感じている場合もワンちゃんは遠吠えをするといわれています。
人がストレスを感じている時に大声で叫ぶと一時的にスッキリした気持ちになるように、ワンちゃんも遠吠えをして大きい声を出すことでモヤモヤとした気持ちが一時的にスッキリするのかもしれません。
しかし、遠吠えではストレスの根本的な解決にはなりませんので、ワンちゃんがストレスから遠吠えをしていると感じた場合はストレスの原因をなくせるように出来る限り工夫をしてあげましょう。
単なる生理的な癖
ワンちゃんの祖先と言われているオオカミの頃から、遠吠えはコミュニケーションや気持ちを伝える一環として使われています。
そのため、お家のワンちゃんも単なる生理的な癖として遠吠えを行っているのかもしれません。
また、シニア犬になると認知症や視力・張力の低下から混乱して遠吠えを行ってしまう場合もあります。
遠吠えしやす犬種とは?
どんな犬種でも遠吠えする可能性はありますが、その中でもダックスフンドやビーグル、バセットハウンドなどハウンド系の犬種や、ハスキーやアラスカンマラミュート、柴犬など遺伝的にオオカミに近い、野生に近いワンちゃんほど遠吠えしやすいと言われています。
遠吠えをやめさせるトレーニング
なぜ遠吠えをしているか、原因によって必要なトレーニングが異なりますので一概には言えません。
しかし、すべての遠吠えに共通しているのは、ワンちゃんに悪気はないという事です。そのため、遠吠えをやめさせたいからといって、叱る・叩くなどワンちゃんへ罰を与えてはいけません。
遠吠えをしているワンちゃんが遠吠えをやめ落ち着いたときに褒めてあげる、遠吠えの原因となる音が鳴った時に飼い主様が注意を逸らし、遠吠えしなければオヤツをあげるなど遠吠えをする必要がない状況を作ってあげましょう。
犬の遠吠えの原因を把握して対処をしよう
一言に遠吠えといっても、ワンちゃんによって遠吠えをする理由はさまざまです。
ワンちゃんがどんな理由で遠吠えをしているのか、どんな時に遠吠えをするのかを把握し、トレーニングを行う必要があるか、どんなトレーニング方法で行うべきなのかをしっかりと見極めましょう。
飼い主様だけでは判断が難しい場合は、ドッグトレーナーにお願いをするのも良いでしょう。
遠吠えはワンちゃんのコミュニケーションの一環のため、音に反応し稀に遠吠えをする場合や飼い主様の発する声に反応し遠吠えをするといった場合は、必ずトレーニングをする必要があるとは言えません。
しかし、深夜に遠吠えをしてしまう場合や飼い主様が留守をしている間中ずっと遠吠えをしてしまうなど、近所の人に迷惑をかけてしまう場合はトレーニングを行い原因を取り除いてあげることで、ワンちゃんも飼い主様もストレスなく過ごすことが出来るでしょう。
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