トイレトレーニング中、愛犬がトイレの場所をなかなか覚えないと悩まれている方は多いのではないでしょうか。実はトイレの設置場所によって愛犬のトイレトレーニングの成果が変わる可能性があります。
今回は犬のトイレを置かない方がいい場所やおすすめの設置場所、その理由などについてまとめました。この記事が愛犬のトイレトレーニングに悩まれている方の参考になれば幸いです。
トイレの場所でしつけが変わる?
愛犬のトイレトレーニングを行う際、犬が本能的に用を足すことを嫌がる場所にトイレトレーを配置してしまうと犬がその場所でトイレをすることを嫌がり別の場所で粗相をしてしまう可能性があります。
犬がトイレトレーの上でする事を嫌がり別の場所に粗相をしてしまうと、粗相をした場所にニオイがつき同じ場所で粗相を繰り返してしまうという悪循環になってしまいます。
そうならないためにも、犬が落ち着いて用を足すことができる場所にトイレトレーを設置してあげることが大切です。犬が安心して用を足せる場所にトイレトレーを設置することがトイレの場所を覚えてくれる近道となるでしょう。
犬のトイレを置かない方がいい場所
はじめに犬のトイレを置かない方がいいとされている場所を3か所ご紹介します。
トイレを置かない方がいい場所に設置してある場合でも、すでにその場所でトイレをすることに慣れてしまっている犬であれば、トイレの場所を変更する必要はありません。
しかし、トイレトレーニング中でトイレの場所を中々覚えてくれないという犬の場合は、トイレトレーの設置場所を変更することを視野に入れても良いかもしれません。
寝床の近く
犬の祖先と言われるオオカミは敵に自分の縄張りを知られないように巣穴から離れた位置で用を足していました。現在の犬もその頃の名残から寝床の近くで用を足すことが苦手な子が多いとされています。また、綺麗好きな犬の場合、純粋にトイレの側で寝たくないと感じる子もいるようです。
ペットショップなどではケージの中にトイレとベッドを置くように指導される場合もありますが、トイレと寝床の位置は出来る限り離してあげた方が犬はトイレを覚えやすいです。
人目につく場所
飼い主の立場からすると犬がトイレをした時にすぐに気が付けるように、リビングなど目に入る場所にトイレトレーを設置してしまいがちです。しかし、人間が人に見られながら用を足したくないように、犬もトイレをする時は一匹でゆっくりと用を足したいと考えている場合が多いです。
トイレを設置する場所は人目につく場所は避け、ゆっくりと落ち着いて用を足せるように配慮してあげましょう。
狭いスペース
本来、トイレは最低でも犬の体長の約1.5倍のスペースが必要となります。狭いスペースにトイレを置いてしまうと、犬がトイレをする前にクルクルとその場をまわる、臭いをかぐなどの行動をしている間にトイレからはみ出してしまうケースがあります。
トイレのスペースはなるべく広めに用意して、はみ出さずに犬がトイレを出来るようサポートしてあげましょう。
愛犬のトイレをおくお勧めな場所
前述では、犬のトイレを置かない方が良い場所についてご紹介させて頂きました。それではいったいどのような場所にトイレを設置するのがベストなのでしょうか。
犬のトイレを置くのにオススメの場所を二ヵ所ご紹介させて頂きます。愛犬のトイレトレーニングに困っている方はトイレトレーの設置個所を増やしてみるのも良いかもしれません。
脱衣所やお風呂場
脱衣所やお風呂場の近くは基本的には一定の時間帯以外、人の出入りも少なく広すぎないため犬が安心して用を足すことが出来ます。また、トイレをお風呂場の近くに設置することでトイレトレーが汚れてしまった場合やトイレからはみ出してしまった場合、犬が排泄物を踏んでしまった場合などもすぐに対応が出来るため飼い主にもメリットがありおすすめの場所です。
人の目がつきにくいデッドスペース
家の中に使っていないデッドスペースはないでしょうか。人の目がつきにくいデッドスペースも犬のトイレトレーを設置するにはおすすめの場所です。
注意点としては犬がトイレをしているのに飼い主が気付かずそのままになってしまう可能性があることです。汚れたトイレで犬が用を足したがらない場合は失敗に繋がってしまうかもしれません。デッドスペースにトイレを設置した場合は定期的に確認しに行くように心がけましょう。
愛犬のトイレは場所と快適さを重視
愛犬のトイレトレーニングを行う際、しつけの本やサイトと同じように実践しているのに全然うまくいかない事もあるでしょう。そんな時はトイレの場所や環境を見直してみて下さい。
トイレの場所や快適さを改善するとトイレトレーニングがなかなかうまくいかなかった犬でも突然トイレで用を足すようになったという方も少なくありません。愛犬のトイレは場所と快適さを重視してあげることで、トイレの失敗が減り犬も飼い主も快適に過ごすことができるでしょう。